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屋根の形はどれにする?

こんにちは、SHOEIの家です!

 

 

家の第一印象を決める「外観」。

外壁の色や素材はもちろん、屋根の形もまた、外観デザインをカッコよくみせる重要な役割を果たしています。

屋根の形状はとてもバリエーションが豊富で、日本家屋ならではの「切妻屋根」の他に、「片流れ」、「寄棟」、「方形」などがあります。

今回は、この代表的な4つの屋根の形状についてご紹介します。

 

切妻屋根

最もシンプルな屋根形状である「切妻屋根」。

北陸では冬季の雪対策から、主に切妻屋根が用いられてきました。

積雪荷重を避けるため、屋根勾配を大きくして軒を出すことで、雪を遠くへ落として家を守る、私たちにとっては馴染みのある形かもしれません。

切妻屋根は雨仕舞に優れ、次にご紹介する「片流れ」に比べて、急勾配でも建物の高さを抑えることができるため安定感が生まれます。

メリットは、コストが安いこと、そして屋根裏スペースを広く確保できる換気性の良さです。

費用をおさえたい方、豪雪地域にお住まいの方や、屋根面積が広く取れるので、太陽光パネルの設置を検討されている方にもおすすめですよ。

切妻屋根の場合は、「平入り」にするか「妻入り」にするかによって、外観の印象が大きく変わります。

また、デザイン性が一貫的で複雑な形状にはできない点も覚えておきましょう。

*平入り・妻入り:屋根の方向から見て、建物への出入口がどちらにあるかを表す。「平入り」は、大棟と平行な面に出入口があり、「妻入り」は三角形に見える面に出入口がある。

 

片流れ

片流れは、一枚の屋根が一方向に傾斜している屋根形状のことです。

流れが一方的であるため、カッコよくみせるのは難しいとされてきましたが、近年はスタイリッシュなデザインのものも多く、人気が高まっています。

費用を抑えつつ、モダンなデザインにしたい方におすすめです。

当社では、片流れの途中で勾配を変えたり、複数の形状を組み合わせたりすることで、外観のバランスをとるよう設計しています。

複数の取り合い(違う部材同士が結合される部分)がないため、切妻屋根よりも雨仕舞に優れ、屋根が高い側の立面をファサードにすれば、箱型の屋根に見せることもできます。

 

方形屋根・寄棟屋根

方形屋根は、正方形のプランに適した屋根形状です。

一方の寄棟屋根は、軒先のラインが水平にそろい落ち着きのある外観デザインにできます。

どちらも、耐風性が高く、全方向の外観を雨や紫外線から守ってくれます。

ただ、複雑な施工が必要なためコストが高くなります。

個性的な内観・外観を造ることができるので、費用をかけてでもこだわった家にしたいという方におすすめです。

 

 

日本の住宅に見られる4つの屋根形状をご紹介しましたが、この中に気に入った屋根はありましたか?

これらの形を基本に、希望に合わせて軒の出や軒の高さを変えれば、見た目も機能性も高まります。

近年は、降雪量が少なくなっていることや、家の敷地が以前より狭くなってきていることから、雪は落とさずに溶かして処理する方法が一般的になってきました。

SHOEIの家でも、屋根勾配を0.5 寸におさえて造っています。

これは、積雪荷重にも耐えつつ、雪を落とさずに溶かせる勾配です。

これにより、コスト面もデザイン性も重視した屋根をご提案することができます。

雨や雪が多い多雨多湿な北陸では、デザインだけで選ぶのではなく、この環境に適した屋根にすることも大切です。

おしゃれでかっこいいけど、機能性もある屋根・外観を、私たちと一緒に考えてみませんか?

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