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- 家づくりコラム
新築・注文住宅の内装決め方ガイド!おしゃれな実例と注意点
注文住宅を建てる醍醐味は、理想の内装を細部に至るまで実現できること。個々のこだわりを反映させ、自分だけの特別な空間を創り上げられるのが魅力です。しかし、「おしゃれな内装ってどうすれば良いの?」という疑問もよく耳にします。
この記事では、おしゃれな内装を実現するための重要なポイントを解説。新築の内装計画で陥りがちな失敗例や、参考になるおしゃれな内装実例もご紹介します。
新築のおしゃれな内装デザインを決めるためのステップ
新築の内装をおしゃれに仕上げるには、いくつかの重要なポイントがあります。ここでは、理想の空間を実現するための内装デザインの決め方を順を追って解説します。
STEP1:住まいのテーマを明確にする
内装デザインには、モダン、ナチュラル、ヴィンテージなど、多岐にわたるスタイルがあります。まずは、どのような住まいにしたいのか、どのような空間で過ごしたいのか、具体的なイメージを描き、テーマを決めましょう。テーマが定まらないまま、好きなアイテムだけを集めてしまうと、部屋全体の雰囲気が統一感を欠き、まとまりのない印象になってしまうことがあります。
そこで、おすすめなのが、SNSや住宅展示場を活用し、ご自身の好みを改めて確認すること。SNSで見つけた画像や、モデルハウスで撮影した写真を参考にすることで、好みのスタイルに一貫性があるかどうかを客観的に見極めることができます。
また、家族で話し合い、意見を統一することも大切です。家族の意見がバラバラのまま内装決めを進めてしまうと、テーマに一貫性がなくなり、おしゃれな内装が実現しにくくなります。
STEP2:配色を決める

住まいのテーマが決まったら、内装をおしゃれに見せる配色を選びましょう。基本的な配色バランスは、ベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%といわれています。
ベースカラーは、壁や床、天井など、部屋の大部分を占める色です。メインカラー(アソートカラー)は、カーテンやラグ、家具など、2番目に広い面積に使われる色です。アクセントカラーは、クッションや観葉植物など、部屋のポイントとなる色。ベースカラーやメインカラーと異なる色を使うことで、空間にメリハリが生まれます。
ただし、これらの色選びは、目指すテーマに合わせることが重要です。テーマと異なる色を使ってしまうと、家具にこだわっても、理想の空間にはなりません。
テーマ例 |
メインカラー |
ベースカラー |
アクセントカラー |
北欧 |
白、グレー、ベージュ
|
ライトグレー、ライトブルー |
イエロー、グリーン、ブルー |
モダン |
白、グレー
|
黒、グレー、ベージュ |
ダークブラウン、グリーン |
ナチュラル |
白、ベージュ、アイボリー |
ブラウン、木目調
|
グリーン、オレンジ、ライトブルー |
インダストリアル |
白、グレー(コンクリート) |
黒、ダークブラウン(レンガ調)、木目調 |
ライトブラウン、シルバー(アイアン素材) |
ヴィンテージ |
白、グレー、ブラウン
|
ダークブラウン(レンガ調)、グレー(コンクリート)、木目調 |
グリーン、ブルー |
和モダン |
白、ベージュ、アイボリー |
グレー、畳、グリーン、ブラウン |
藍色、えんじ色、辛子色(和の伝統色) |
▶SHOEIが考えるデザインとは 『流行にとらわれないデザイン』はこちら |
STEP3:床・壁・天井の色を決める
部屋の印象を大きく左右する床、壁、天井の色と素材選びは、インテリアの核となる部分です。床は部屋の中の広い面積を占めるため、明るい色を選べば開放的な空間が、暗い色を選べば重厚感のある落ち着いた雰囲気が生まれます。
壁は個性を表現するキャンバスです。豊富な色柄の壁紙で手軽に印象を変えたり、一面だけアクセントクロスを用いて変化をつけたりできます。また、エコカラットのような調湿・消臭効果のある素材を使えば、デザイン性と機能性を両立できます。
天井は基本的に白を選ぶのが無難ですが、空間を引き締めたい場合は木目調もおすすめです。これらの要素を組み合わせることで、理想の空間を作り上げられます。
▶床・壁・天井の知識を深める記事一覧 『床色選びから始めるお部屋コーディネート』はこちら 『床選びで迷ったら…?床素材の選び方のコツ』はこちら 『【部屋別おすすめ】壁材の種類を紹介』はこちら 『【部屋別おすすめ】失敗しないクロス選び』はこちら 『板張り天井のススメ』はこちら |
STEP4:設備を選ぶ

キッチン、洗面台、浴室といった水回りの設備選びは、住まいの快適性を大きく左右します。特にキッチンは、その配置や素材によって空間の印象を大きく変えるため、インテリアの重要な要素となります。
また、近年では、洗面脱衣室から独立した洗面台を廊下や玄関ホールに設けるケースも増えています。人目に触れる機会が増えるため、造作タイプの洗面台でデザインにこだわるのもおすすめです。
▶おしゃれな内装に欠かせない設備選び 『理想のキッチンを作ろう!失敗しないシステムキッチンの選び方』はこちら 『キッチンの色選びから始める空間コーディネート』はこちら 『おしゃれな造作洗面台BEST5』はこちら |
STEP5:照明を決める

照明は、部屋の明るさを確保するだけでなく、雰囲気や快適性を左右する重要な要素です。照明計画では、部屋ごとに必要な明るさと照明の種類を検討しましょう。例えば、リビングは暖色系の照明でリラックス空間を、書斎は白色系の照明で集中できる空間を作ります。
照明の種類は、部屋全体を照らすシーリングライトやダウンライトなどの全体照明、特定の場所を照らすスポットライトやペンダントライトなどの部分照明、壁や天井に光を反射させる間接照明などがあります。これらを組み合わせることで、空間に奥行きと立体感が生まれます。
▶照明計画をプロが解説! 『【テイスト別】ダイニング照明のおすすめ4選!』はこちら 『間接照明でお部屋をくつろぎ空間に!』はこちら 『くつろぎ感を演出できる「照明計画」の3つのポイント』はこちら |
STEP6:インテリアを選ぶ

インテリアを考える上で、最初に決めたテーマと配色に沿って家具や装飾品を選ぶことは、統一感のある空間を作る上で非常に重要です。特に、家具の素材は部屋の雰囲気を大きく左右するため、慎重に選ぶ必要があります。
家具の例 |
相性の良いテーマの例 |
木製家具 |
北欧、ナチュラル、和モダン、インダストリアル、ヴィンテージ |
金属製家具 |
インダストリアル、ヴィンテージ、モダン |
ファブリック素材の家具 |
北欧、ナチュラル、和モダン |
革製の家具 |
インダストリアル、モダン、クラシック |
ラタン素材の家具 |
ナチュラル、アジアン |
ガラス製の家具 |
モダン、ホテルライク |
上記の表のように、素材によって相性の良いインテリアスタイルがあります。もしインテリアスタイルにそぐわない家具を置くと、部屋全体の雰囲気が崩れやすくなります。
▶センスのいい内装に仕上げるコツ 『ACTUSがコーディネートしたおしゃれ空間BEST5』はこちら 『誰でも簡単!“あか抜けインテリア”に仕上げるコツ』はこちら 『家づくりは、「家具」も一緒に考える。』はこちら |
迷ったらプロに相談する

新築の内装決めは、理想の住まいを実現するための重要なプロセスですが、多くの選択肢と専門知識が必要となるため、迷ってしまう方も少なくありません。そんな時は、プロの力を借りてみるのがおすすめです。
<プロに相談するメリット>
・照明、素材、配色など、専門的な視点から最適な提案を受けられる
・3Dシミュレーションを通じて、完成後のイメージを共有しやすい
・情報収集や比較検討の手間を省き、効率的に内装決めを進められる
・コストダウンや予算配分のアドバイスにより、無駄を省ける
・照明、家具、カーテンなど、内装全体を統一感のある空間に仕上げられる
中でも住宅会社のインテリアコーディネーターに相談すると、自社の住宅性能や構造を理解しているため、間取りや設備との調和を考慮した提案を受けられます。インテリアコーディネーターが在籍している場合は、ぜひアドバイスを求めてみましょう。
新築・注文住宅の内装を決める際の注意点|よくある失敗とその対策

新築の注文住宅の内装決めは、理想の住まいを実現するための重要なステップですが、後悔しないためにはいくつかの注意点があります。ここでは、よくある失敗例とその対策について解説します。
【デザイン編】壁紙の色がイメージと違った
カタログで見た壁紙に一目惚れして選んだものの、実際に広い壁に貼ってみると思っていた色と違ったという経験はよく聞かれます。これは、壁紙が広い面積に貼られることで、光の反射が大きくなり、サンプルで見るよりも明るく見えるためです。
この失敗を防ぐには、カタログの小さなサンプルだけで判断せず、実際に貼る壁よりもワントーン暗い色合いの壁紙を選ぶこと。また、A4サイズ程度の大きなサンプルを取り寄せ、自然光や照明の下で色味を確認することもおすすめします。
【デザイン編】内装のテーマが途中でぶれてしまった
最初に内装のテーマを決めたにもかかわらず、SNSなどでさまざまな情報に触れるうちに、あれもこれもと目移りしてしまうことはよくあります。例えば、和モダンな空間を目指していたはずが、いつの間にかポップな色合いの家具やカーテンに惹かれてしまうという具合に。こうなると、当初のコンセプトから大きく外れてしまいます。
このような事態を避けるためには、最初に決めたテーマを常に意識し、それに沿った情報のみを集めるようにしましょう。テーマに関連するハッシュタグを活用して情報収集したり気に入った画像を保存したりして、定期的に見返すことで客観的にテーマの一貫性を確認できます。
【設備編】コンセントの位置や数が不適切だった
設備面でよくある後悔として、コンセントの位置や数が不適切だったというケースが挙げられます。必要な場所にコンセントが不足すると、延長コードを多用することになり、せっかくこだわった内装に生活感が出てしまい、美観を損ねてしまいます。
こうした問題を防ぐためには、日々の生活を具体的にイメージし、どこにどれくらいのコンセントが必要か、事前に検討しておくことが重要です。とはいえ、専門知識のない素人が最適なコンセント計画を立てるのは難しいもの。設計士など専門家の意見を取り入れながら決めることをおすすめします。
▶コンセントを制しておしゃれな内装に! 『失敗しない!新築住宅のコンセント計画』はこちら |
【設備編】出入口が狭く、家具や家電が搬入できなかった
内装設計において、出入口の寸法は単なる通路としてではなく、大型家具や家電の搬入経路としても重要な役割を果たします。人が通れるだけの幅では、いざという時に搬入できず、掃き出し窓からの搬入や、クレーン車を使った2階からの搬入を余儀なくされる場合もあります。
そのため、事前に搬入予定の家具や家電の寸法を把握し、それらが問題なく通過できるだけの出入口幅を確保することが不可欠です。計画段階で寸法を計測し、将来的な生活の変化も考慮した上で、余裕のある出入口設計を心がけましょう。
【タイプ別】おしゃれな新築の内装実例6選
SHOEIの家が手掛けた注文住宅の中から、特に内装がおしゃれな実例を6つ、タイプ別にご紹介します。
モダン

木の質感が際立つ、洗練されたモダンな内装デザインです。白を基調に、温かみのある茶色を組み合わせ、グレーや黒でアクセントを加えることで、落ち着きとモダンさを両立させています。間接照明を効果的に配置し、空間全体に柔らかな光を拡散させることで、心地よい雰囲気を演出しました。
ダイニングとキッチンの天井には、木製の板張りを採用。板目の流れを生かすことで、空間に奥行きが強調されます。また、天井の素材を切り替えることにより、空間を緩やかにゾーニングしています。
洗面台も白と黒を基調とし、モダンな雰囲気に仕上げました。家全体のデザインコンセプトを統一することで、どこを見ても洗練された空間になっています。
▶【SHOEIの家】間接照明が魅せる、落ち着きあるモダンな住まい [ #160 ]はこちら |
和モダン

和モダンをテーマにした、二世帯で暮らす平屋の住まいです。白を基調に、茶色を組み合わせ、ダークブラウンのキッチンをアクセントに加えることで、重厚かつ上質な和の趣を表現しました。
リビングダイニングは、天井を高く設計し、吹き抜けのような開放感を実現。濃い色合いの木材を天井に用いることで、古民家のような趣を醸し出しています。
玄関の天井には、建て替え前の住居で使われていた古材を再利用。年月を経た建材ならではの奥深い色合いが、独特の趣を醸し出しています。また、地窓を設けることで視線が抜け、重厚になりすぎない軽やかな印象を与えている点も特徴です。
寝室も以前の住居で使われていた天井や欄間を再利用しました。歴史を感じさせる欄間が、まるで老舗旅館のような趣を醸し出しています。
▶【SHOEIの家】中庭で繋がる平屋・二世帯住宅 [ #156 ]はこちら |
ナチュラル

リビングにカフェのような空間を設けた、温かみのある内装デザインです。基調色の白に、落ち着いたグレージュを重ね、グレーやイエローをアクセントとして取り入れています。階段下の空間を活用したヌックや、曲線を描く垂れ壁が、カフェのような可愛らしさを演出しています。
リビング側の壁は、グレーの塗装で仕上げ、空間に落ち着きをもたらしています。また、フラットな対面キッチンを採用することで、開放感あふれる空間を実現しました。
ランドリースペースと洗面脱衣室も、グレージュの色調で統一しました。ハンガーバーや照明、水栓などに黒を取り入れることで、空間全体が引き締まり、洗練された印象に仕上がっています。
▶【SHOEIの家】カフェスペースのあるグレージュインテリアの住まい[ #137 ]はこちら |
北欧

温もりあふれる空間は、まさに北欧スタイルの理想形です。基調となる白に、木目調の素材を組み合わせ、チャコールグレーをアクセントに加えることで、洗練された北欧風の雰囲気を演出しています。連続して配置されたペンダントライトも、空間のアクセントとして効果的です。
リビングを一段下げることで、ダイニングとの間に段差を設け、空間を緩やかに区切っています。これにより、空間にリズムが生まれ、それぞれの空間が程よくゾーニングされています。
リビングの一角に、プライベートな空間として趣味室を設けました。落ち着いた雰囲気にするため、室内はダークトーンで統一。まるで隠れ家のような、心地よいおこもり感を楽しめる空間になっています。
▶【SHOEIの家】北欧暮らしをイメージしたゆとりある住まい[ #44 ]はこちら |
インダストリアル

白を基調とし、木目とダークグレーの3色で構成された、インダストリアルスタイルの内装。装飾を極力排したシンプルなインテリアが、無機質で洗練されたクールな印象を与えます。
軒や外壁と同じ素材を内装にも用いることで、室内と屋外が一体となったような開放感が生まれます。また、吹き抜けに設けられた大きな窓から差し込む陽光が、リビングダイニングを明るく照らし、心地よい空間を演出します。
ダークグレーで統一されたオープンキッチン。宙に浮かんでいるかのような、スタイリッシュなシステムキッチンを採用し、空間のアクセントとしました。
▶【SHOEIの家】外とつながる吹き抜けがある家[ #124 ]はこちら |
ブルックリン風

壁、キッチン、照明など、細部にまでこだわり抜いた、まるでブルックリンスタイルの教科書のような内装です。白、レンガ調、ダークグレーを基調とし、ヴィンテージ感あふれる空間を創出しています。モールテックスで仕上げられたクールなキッチンも、空間を彩る素敵なインテリアの一部です。
リビングダイニングからは庭の景色が広がり、外の風景を室内に取り込むことで、空間に抜け感が生まれます。これにより、室内が重厚になりすぎず、程よい開放感を味わえるようになっています。
照明スイッチに、シンプルでかっこいいアメリカンスイッチを採用。一つ一つのアイテムにこだわり抜くことで、どこを見渡しても隙のない、完成度の高いブルックリンスタイルが完成しました。
▶【SHOEIの家】ブルックリンスタイルの家[ #85 ]はこちら |
おしゃれな内装の注文住宅を建てるならSHOEIの家へ

理想の住まいを形にするには、内装のテーマを明確にし、全体に統一感を持たせることが大切です。色の組み合わせや家具の選び方など、注意すべき点は多岐にわたりますが、専門家のサポートがあれば、より洗練された空間に近づけます。
SHOEIの家では、営業担当、設計士、デザイナー、現場監督、インテリアアドバイザーがチームとなり、住まい全体のデザインはもちろん、家具や小物選びまで、お客様の理想を細やかに反映させます。さらに、SHOEIが運営するACTUS富山店・金沢店では、CGソフトを用いたインテリアシミュレーションを提供しており、完成後のイメージを具体的に確認できます。理想の内装を追求したい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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