

Blog & News
ブログ・新着情報

- 家づくりコラム
注文住宅の完成に必要な期間は?家づくりの流れや工期短縮のポイントも解説
こんにちは、SHOEIの家です!
注文住宅で家づくりを行う場合、家を建てる期間以外にも、土地探しや住宅会社選びなど、さまざまな準備が必要となることをご存知でしょうか。もし「土地探しが難航する」「住宅会社選びに迷う」「ローン審査がスムーズにいかない」といったことが生じた場合、完成が遅れ、希望の時期に新居に入居できない可能性が出てきます。
この記事では、注文住宅が完成するまでの期間の目安を解説するとともに、工期延長の要因や、工期を短縮するためのポイントをご紹介します。
注文住宅が完成するまでの流れと各工程の期間の目安
注文住宅の平均的な建築期間は8~15ヶ月ほどです。マイホーム完成までどのような流れで進んでいくのか、整理してみましょう。
【ステップ1】情報収集・資金計画(1~2ヶ月)
家づくりは情報収集、マイホームのイメージの検討、資金計画などの下準備からスタートします。この後ご紹介する【ステップ2】の住宅会社や土地探しと並行して進めると効率的です。
<やること> ・注文住宅全般に関する情報収集 ・希望の住宅の優先順位決め ・資金計画 |
まずは注文住宅を建てる上で必要な情報収集を行いましょう。インターネットやSNSなどで必要な情報を集めておくと、住宅会社選びや間取りプラン、仕様決めなどがスムーズになります。
あわせて家族で話し合い、希望の住宅のイメージをある程度固めておきましょう。デザインはもちろん、各部屋の広さや家の設備・機能で重視する点も決めておくとよいでしょう。
資金計画では、世帯収入や自己資金を考慮し、無理のない予算計画を立てましょう。なお、注文住宅を新築する際、建物本体代60%、土地代30%、諸費用10%を目安に予算配分をするのが一般的です。ただし、あくまで目安ですので、予算配分を検討する際は優先順位を明確にして、どこに費用をかけるか、どこで費用を抑えるかを考えることが重要です。
【ステップ2】土地購入・住宅会社決定(2~6ヶ月)
ステップ1と並行して、住宅会社や土地探しをはじめましょう。
<やること> ・土地探し・土地購入 ・住宅会社の決定 ・間取りプラン作成 ・住宅ローンの事前審査・本審査 |
土地探しは希望のエリアや広さ、周辺環境などを考慮し、条件に合った土地を見つけましょう。希望の土地がすぐに見つかるとも限らないため、時間に余裕を持って臨むことが大切です。
土地探しの選択肢には、住宅会社が所有する土地を購入する方法もあります。土地探しと住宅会社選びを同時に行えるメリットがある一方、決められた住宅会社以外は選べないというデメリットもあるので注意が必要です。
住宅会社選びは、得意とする建築スタイル、価格帯、会社の規模などを比較検討し、ハウスメーカー、工務店、設計事務所などから、自分たちに合った会社を選びましょう。住宅展示場の見学や資料請求、SNSなどから各社の特色を比較できます。
ある程度住宅会社を絞り込んだら、決めておいた予算や希望のプランを伝え、見積もりを作成してもらいましょう。各社の見積もりを比較して、依頼する会社を決定します。
住宅ローンを利用する場合は、金融機関を比較して資金計画に合ったローンを選びます。土地と建物の費用をあわせて借り入れする場合は、間取りプランや概算見積りの提出が必要になるため、依頼する住宅会社に相談しましょう。
【ステップ3】プランニング・契約(3~5ヶ月)
本契約後に、マイホームの詳細なプランを立てていきます。
<やること> ・詳細プランの打ち合わせ ・工事請負契約の締結 |
いよいよ家の設計段階に入ります。家族構成やライフスタイル、希望も踏まえ、理想の住まいを具体化していく重要なステップです。
住宅会社との打ち合わせは、間取り、外観デザイン、内装、設備、仕様など多岐に渡り、家づくりにおいても特に時間のかかる部分です。自分たちの希望を伝えつつも、プロの意見を取り入れることで、満足のいくプランを叶えつつスムーズに進行できるでしょう。
建物のプランと見積もりが確定したら、住宅ローンの本審査を受け、本審査に通れば、土地と建物費用の融資が決定します。
その後、住宅会社と正式な契約(工事請負契約)を締結するという流れです。契約後はキャンセル料が発生するため、契約内容やスケジュール感に問題ないか、事前にしっかり確認しておきましょう。
【ステップ4】着工・工事段階(4~6ヶ月)
詳細プランが決まったら、いよいよマイホーム建築のスタートです。
<やること> ・近隣住民への挨拶 ・現場の状況の確認 ・引っ越し準備 ・外構業者の検討 |
新築工事中は騒音や工事車両の通行などで、近隣住民に迷惑をかける可能性があるため、事前に粗品を持って挨拶回りをしましょう。引っ越し後の生活を良好にするためにも、両隣と向かい3軒、真裏の家にはきちんと挨拶しておくと安心です。
着工したら、適宜現場の状況を確認します。各工程で図面やスケジュールに問題がないか確認し、気になることがある場合は、現場の職人さんに差し入れをしつつ質問するとよいでしょう。
万一、工事に着手した後で設備の変更や追加をしたい場合は、速やかに住宅会社に相談を。工事が進んでからの変更は費用や工期に影響する恐れがあります。
また、工事中に引っ越し準備も進めておきましょう。外構工事を別の業者に依頼する場合は、この期間に比較・検討を進めておくとスムーズです。
【ステップ5】完成・引渡し・引っ越し(1ヶ月)
建物が完成したら、いよいよ引き渡しになります。
<やること> ・施主検査 ・登記手続き ・引っ越し |
竣工後、まずは施主検査を行います。この検査では、施主自身が実際に建物を見て、契約内容と相違がないか、傷や汚れといった不具合がないかなどを確認します。
別途料金が必要ですが、専門知識を持ったプロが第三者の立場で品質や安全性をチェックしてくれるホームインスペクターに診断を依頼するのもよいでしょう。
引き渡し時には、住宅ローンの実行、鍵の受け取り、諸費用の支払いなどが行われます。また、住宅の所有権を移転するための登記手続きに必要な書類も確認します。登記手続き自体は、司法書士へ依頼するのが一般的です。
その後、いよいよ引っ越しです。新居での生活をスムーズに始めるために、荷造りや公共料金の手続きなどは余裕を持って進めておきましょう。新居に合わせた家具や家電選びも早めにしておくと、新生活をスムーズにスタートできます。
注文住宅の完成に時間がかかる要因とは?
注文住宅の建築期間は、さまざまな要因によって変動します。理想のマイホームを実現するためにも、事前にどのような要因が工期に影響するのか把握しておきましょう。
土地の状態
土地の状態は、住宅建築の期間に大きく影響する要素の一つです。土地探しと並行して、土地の状態も確認することで、より正確な建築期間の目安を立てることができます。
中古住宅の解体が必要な場合は、解体工事に10~15日程度必要ですが、鉄筋コンクリート造の場合は1ヶ月程度必要です。
更地を購入する場合でも、原則として地盤調査が行われます。調査の結果、軟弱地盤と判断されれば地盤改良工事が必要になるため、工期が最大1週間程度延びる場合があります。
また、土地に水道管やガス管が引かれていない場合は、新たに引き込み工事が必要になり、工事開始までに数週間から数ヶ月かかることもあります。ライフラインの有無も事前に確認しておきましょう。
そのほか、工期に影響するものとして、土地の形状や周辺環境も挙げられます。例えば、狭小地や傾斜地、道路が狭い土地などは、資材の搬入や工事車両の通行に制約が生じるため、工期が長引く可能性があります。
住宅の規模・構造
住宅の規模や構造も、工事期間に大きく影響します。階数も同様で、2階建てや3階建てといった多層階住宅は、平屋建てに比べて工期が長くなりやすいといえます。高層になるほど、足場設置や資材運搬などの手間が増えることが理由です。
戸建ての新築に用いられる工法は、主に在来工法(木造軸組工法)、ツーバイフォー工法、鉄骨(RC)造の3種類ですが、それぞれ工期が異なります。在来工法は4~6ヶ月程度かかりますが、ツーバイフォー工法は工場で部材を規格化して生産するため、3~5ヶ月程度で短めです。鉄骨造は鉄骨の組み立てや溶接などの工程が必要となるため、6~8ヶ月と3つの中でも最も工期が長くなります。
間取りの複雑さ
間取りが複雑なほど、工事期間は長くなる傾向にあります。例えば、以下のような間取りは、シンプルな間取りに比べて設計や施工の難易度が高く、より多くの時間と労力を要することから、工期が長引く可能性があります。
<例>
・部屋数が多い家
・複雑な形状の家
・スキップフロアのある家
家族構成やライフスタイルによっては、複雑な間取りを取り入れたいという方もいるでしょう。しかし、入居時期を延期できないなどスケジュールに余裕がない場合は、シンプルな間取りを検討する方がよいでしょう。
建材や設備の選定
どのような建材や設備を選ぶかによっても、家づくりの期間は大きく変わってきます。標準仕様よりもグレードの高い設備や、特殊な建材を選んだ場合、その分納期が長くなる可能性も。
フルオーダーの特注品や輸入品は、特に納期が長期化する傾向があるので注意しましょう。
契約時期
契約時期も注文住宅の建築期間に影響を与える要因の一つです。一般的に、新生活のスタート時期である3月~4月や、夏期休暇明けの9月~10月は、マイホーム購入を検討する方が増える時期で、受注が集中しやすく住宅会社の繁忙期となります。設計や工事のスケジュールが混み合うため、人手不足になりやすく、工期が長引きやすいといえます。
一方、1月~2月、7月~8月は比較的落ち着いているといわれています。ただし、閑散期だからといって必ずしも工期が短縮されるわけではありません。
年末年始や夏季休暇などは、住宅会社や職人の休業期間と重なり、かえって工期が延びてしまうケースもあります。
天候
建築期間中は、よほどの悪天候でない限り工事は行われますが、工程によっては作業日を延期する場合があります。例えば、基礎工事では、コンクリート打設時に大雨が降ると、強度が低下する可能性があるためです。
また、台風や大雪などで、職人が現場に来られない、工事を進められないこともあります。
天候による影響を最小限にするためには、住宅会社との綿密な連携が重要です。こまめなコミュニケーションを通して、天候による影響や対策について共有しておきましょう。予期せぬ天候不良による遅延リスクを考慮しておくことが大切です。
注文住宅引き渡しまでの期間を短縮するためのポイント
注文住宅を建てる上で、余裕を持ったスケジューリングは必須ですが、中には余裕がない場合もあるでしょう。ここでは、引き渡しまでの期間を短縮するための4つのポイントをご紹介します。
1.事前準備の徹底
ステップ1で紹介した、事前準備を徹底するのが大きなポイントとなります。特に大切なのが、住宅ローンの事前審査と資金計画です。
可能であれば、住宅会社との打ち合わせの前に、住宅ローンの事前審査を受けておきましょう。具体的なプランや依頼する住宅会社が決まっていない段階でも、事前審査を受けることができます。これをしておくと借入可能額が把握でき、予算に合わせた家づくりを進めることができます。
資金計画は、年収の5~8倍程度を目安にするのが一般的です。例えば年収600万円の場合、総借入額の目安は3,000~4,800万円程度となります。
借入額によって建てられる家が変わってくるため、事前に金融機関などでシミュレーションを行い、無理なく返済できる借入額を算出してから、家づくりに臨みましょう。
2.家族の意向を固める
スムーズな家づくりにおいて大切なのが、家族の意向を固めておくことです。
住宅会社との打ち合わせの場で、家族の意向が固まっていないと、「やっぱりこのテイストは嫌だ」「部屋の広さに納得できない」など方向性が定まらず、打ち合わせ期間がどんどん伸びてしまいます。
そのため、住宅会社に相談する前に意見を出し合い、全員が納得した上で家づくりをスタートさせましょう。
3.標準仕様の活用
注文住宅を建てる際、設備や建材などを選ぶ楽しさはありますが、選択肢が多すぎると比較検討に時間がかかり、結果的に建築期間が延びてしまう可能性があります。
そこで、あらかじめ住宅会社が用意している標準仕様を積極的に活用して工期短縮に努めましょう。
標準仕様とは、住宅会社が予め選定した、性能やデザインのバランスが取れた設備や建材をパッケージ化したものです。標準仕様はコストを抑える効果があるだけでなく、仕様決定までの時間を大幅に短縮できます。
もちろん、どうしてもこだわりたい部分については、標準仕様以外から選択することも可能です。標準仕様をベースに、一部オプションを追加していくことで、理想と現実のバランスを取りながら、効率的に家づくりを進められます。
4.住宅会社との綿密な連携
住宅会社とこまめにコミュニケーションをとることで、疑問点や変更事項を速やかに共有でき、手戻りや遅延を最小限に抑えられます。定期的な打ち合わせはもちろん、メールや電話などでこまめに連絡を取り合いましょう。
また、担当者や設計士のスキルによって、スムーズに家づくりができるかどうかが変わります。経験豊富な担当者や設計士を抱えている住宅会社であれば、顧客からの疑問点や要望に柔軟に対応し、工程の遅延や予期せぬトラブルを防止してくれることも。
このような住宅会社を見つけるためには、施工実績や過去の顧客からのフィードバックを参考にしましょう。実際に建築した家を見学させてもらう、あるいは施主の体験談を聞くのも有効です。
理想の注文住宅をスムーズに建てるならSHOEIの家へ
注文住宅は間取りやデザインを自由に決められるため、理想の住まいを実現できます。しかし、完成までに8~15ヶ月程度の時間を要します。
新居に入居したい時期が決まっているのであれば、ご紹介した工期短縮のポイントを踏まえて、マイホーム計画を立てることをおすすめします。
富山県・石川県でスムーズに理想の家づくりをしたいとお考えであれば、ぜひSHOEIの家へご相談ください。経験豊富なスタッフが丁寧なヒアリングをもとに、お客様のご希望の入居時期に合わせたスケジュールで、理想の家づくりのお手伝いをいたします。
▶イベント・相談会はコチラ
https://sho-ei.net/event/list.php
▶SHOEIの家への資料請求はコチラ
https://sho-ei.net/inquiry/
▶SHOEIの家のモデルハウス見学はコチラ
https://sho-ei.net/modelhouse/
OTHER NEWSその他の記事
EVENT
開催中の内見会・相談会はこちら