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2階リビングのメリット・デメリット

2021.10.21（木）

こんにちは、SHOEIの家です！

家族団欒の場であり、生活の中心となる「リビング」は、家の間取りの中でもお客さまが最もこだわる場所です。
以前はリビングを1階に配置することが多かったのですが、最近は2階にLDKを作る「2階リビング」の住まいも増えています。

2階リビングの魅力は、何と言っても明るく開放感のある空間が作れること！
特に、家が密集している住宅地のような隣家との距離が近い場所では、1階リビングだと外からの視線が気になってくつろげないといったケースも考えられ、2階リビングを選択する方が多いかもしれません。

そこで今日は、「2階リビング」のメリット・デメリットやどんな方におすすめかをご紹介します。

【メリット】

１：陽当たりが良くなる
1階リビングと比較して高さが上がる分、隣家がすぐ近くに建っていても陽当たり良好、空が見えるなど、居心地の良いリビング環境を作ることができます。
自然光が部屋の中に入る時間も長くなり、太陽の光が降り注ぐ明るいリビングに！

２：プライバシーが確保しやすい
高い場所にある2階リビングは、大きな窓を計画しても周囲の視線や隣家の生活音の影響を受けにくく、同時に開放感のある空間を造ることができます。
特に、南側が道路に面しているようなプライバシーの確保が難しい場所におすすめです。

３：眺めが良くなる
視界を遮るものが少なくなり、１階リビングに比べて眺望が良くなります。
家を建てるロケーションにもよりますが、２階リビングでは高さが生まれるので視線の抜けが良く、借景として遠くの景色を取り込めるメリットがあります。
眺めが良いことで、居心地の良い空間にもなりますね。

４：開放感や空間の拡がりをつくりやすい
１階リビングよりも天井の高さの自由度がアップします。
法規などにより制限はありますが、1階リビングよりも天井を高く設定できたり、屋根の形状を活かして勾配天井にしたりと、より開放的な空間を造ることができます。
2階リビングはロフトとの相性もよく、高さを生かして広い空間が作れたり、リビングからの出入りがしやすい使い勝手の良さがあります。

５：LDKを広くしやすい
同じ大きさで比較すれば、玄関は1階に残るので、その分だけLDKなどの空間に面積を充てることが可能です。

６：耐震性を確保しやすい
大空間のLDKを2階にすると、1階は個室を配置することが多くなります。
1階の間仕切り壁が増えることで耐震のための壁を確保しやすく、構造的に強い家に。

【デメリット】

１：階段の上り下りが増える
２階にリビングを持ってきた場合、キッチンやダイニングも同じ階層に配置するケースがほとんどです。
そのため、ゴミ出しや買い物などの時も、毎回重たい荷物を持って階段の昇り降りをしなければなりません。
玄関からの距離も遠いので、ちょっと大変です。

２：庭(地面)とのつながりが薄れやすい
1階リビングの場合は、リビングから庭に直接出られるような間取りも作れますが、2階リビングではできません。
しかし、２階リビングであってもデッキなどで簡易的なガーデンスペースを作ることは可能です。
ただし、広い庭スペースが欲しい方やガーデニングのような庭いじりが好きな方は、2階リビングよりも1階にLDKを計画するのがおすすめです。

３：断熱性がないと暑くなりやすい
日当たりが良く、直接屋根下の空間に配置されたリビングは、1階リビングよりも夏場は暑くなりがちです。
しっかりとした断熱性や日射遮蔽を考えて、温度環境の変化を受けない仕様にしておかなければ、夏場がとても不快になります。

４：子どもの帰宅が分かりにくい
間取りによっては、子どもが玄関からまっすぐに自分の部屋に直行してしまい、いつ帰ってきたのかがわからない、子どもとのコミュニケーションが少なくなったというケースがみられます。
この場合は、2階に子ども部屋を配置するなど、プランを少し工夫するだけで解決できます。