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- 家づくりコラム
ACTUSに習う家具メンテンナンス【チェア編】
こんにちは、SHOEIの家です!
家具を毎日使っていると、どうしても汚れたりキズができたりしてしまいます。
それは仕方のないことですが、時々お手入れをしてあげるだけで、家具は長持ちします。
「お手入れ」と聞くと、面倒なことのように思われるかもしれませんが、基本は日々のお掃除に+αするだけでOK!
ACTUSに習う家具メンテナンス・第一弾は、「チェア」のお手入れ方法についてご紹介します。
◆チェアのお手入れ方法・頻度
チェアの日常のお手入れは、木製部分がメインです。
素材や種類によってお手入れ方法は異なりますが、乾拭きが基本。
塗装によっては、濡れ拭きをするとシミなどの原因になる場合もあるので、購入時に商品がどのような素材・仕上げであるかを確認して適切なお手入れをしましょう。
【ウレタン仕上げ】
ウレタン仕上げは、木の表面に樹脂を塗装してコーティングする、市販の家具で最も一般的な仕上げ方法です。
ツルツルとした手触りで、汚れが付きにくいのが特徴です。
≪お手入れ方法≫
普段のお手入れは乾拭き、または硬く絞った濡れ拭きをしましょう。
それでも落ちない汚れは、中性洗剤を薄めたものを布に含ませて汚れを落とし、最後に乾拭きで水気をふき取ります。
【オイル仕上げ】
木の表面にオイル(植物油・蜜ろうなど)を染み込ませる仕上げ方法で、しっとりとしたツヤと、木の心地よい手触りを生かした仕上がりになります。
≪お手入れ方法≫
水気が付いたままになるとシミになりやすい仕上げ方法のため、普段のお手入れは乾拭きが基本。
細かなキズや汚れなどは、サンドペーパーで軽く磨いて落とすことができます。
その後にオイルを塗り直すと、元のキレイな状態に戻ります。
また、年に1~2回を目安に、オイルを染み込ませるように拭き上げることで美しいツヤを維持できます。
【ソープフィニッシュ】
木の表面に石鹸(100%植物性)水を染み込ませる、北欧家具で伝統的に行われている仕上げ方法です。
オイル塗装に比べて、より木そのものの質感を楽しめて使い込むほどに味が出てきます。
≪お手入れ方法≫
表面を保護している石鹸の脂肪分は、水拭きを行うと取れてしまうので、日常のお手入れは乾拭きで。
また、オイル仕上げと同様に、年1回程度細かなキズや汚れをサンドペーパーで磨いて落とし、石鹸水で表面を洗いましょう。
これを繰り返し行うと徐々に木肌に深みが増していき、経年変化を楽しめます。
◆お手入れ時の注意点
お手入れ方法に不安を感じたら、まずは購入したお店に相談をしましょう。
オイル仕上げやソープフィニッシュの商品には、市販の専用のお手入れセットも販売されています。(ACTUSでも取り扱いあり)
家具メーカーによっては、自社製品に合わせて成分を調整したものを取り扱っている場合もあります。
オイルやソープフィニッシュのお手入れを行う際は、よく晴れた日に行いましょう。
お手入れ後に乾燥時間が必要になるので、雨の日や湿度の高い季節に行うと半乾きになってしまいます。
お手入れ方法ではありませんが、チェアを長く使うためにしてはいけないのが「前脚を浮かせて座る」ことです。
癖でこの座り方をしている人を見かけますが、背と座面の接合部分に大きな負荷がかかり破損の原因になってしまいます。
いい家具を大切に使い続けるためにも、正しいお手入れと正しい座り方で愛用チェアを長持ちさせてください。
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