営業トークよりも効いた“ひとこと”

今でも特に印象に残っているお客様がいます。
他の会社さんも検討されていた中で、私はまっすぐに「○○様の家は、絶対に私たちが一番かっこよく、素敵な家にできます！」とお伝えしました。

とてもストレートでしたが、その想いは本心からのものでした。

その方は二度目の家づくりで、より良い暮らしを実現するためにたくさんのこだわりをお持ちでした。
私のことを娘のように接してくださって、私自身も「一緒に家づくりをしたい！」という気持ちが強く、言葉だけでは足りないと感じて、手紙を書いてお渡ししました。

これまで多くの資料やモデルハウスをご案内してきましたが、“想いを100％届ける”ことの難しさと大切さを実感した出来事です。
今でもお会いするたびに私のことを名前で呼んでくださる、そんな温かい関係が続いています。

営業人生で”一番しんどかった場面”

入社3年目、半年間契約が一件も取れない時期がありました。
何をしてもうまくいかず、自信を失ってしまいそうな時期でしたが、それでも「投げ出さない」と決めて、一つひとつの仕事に真摯に向き合い続けました。

ようやくご契約をいただけた日の夜、上司やチームの仲間が会社で待っていてくれて、一緒にご飯を食べに行ったことは今でも忘れられません。

お客様に喜んでいただけることが何よりですが、その喜びを「一緒に分かち合える人がいること」も、この仕事の大きなやりがいだと感じました。

“絶対に幸せになってほしい”と本気で思ったお客様

私が入社して間もない頃から、4年近く担当させていただいたお客様です。

その方は10年ほど前から家づくりを検討されており、建築家の本を読み込むほど強い想いをお持ちでしたが、家庭の事情もありなかなか進められずにいました。

それでも見学会には毎回足を運んでくださり、一緒に間取りを考えたり、将来のことを話したり…まさに“共に悩み、共に歩んできた”関係でした。

ようやく家づくりが始められると決まった時には、私も本当にうれしくて、一緒に夢が叶ったような気持ちになったのを覚えています。

お引き渡し後もお家に伺うと、家の中の「お気に入りポイント」を笑顔で教えてくださり、その度に「この方の幸せに関われてよかった」と感じます。

お客様へのメッセージ

家づくりは、間取りやデザインだけでなく、暮らしのこと、ご家族のこと、これからの人生そのものと深く関わっていくものです。

楽しいお話もあれば、不安や悩みに向き合う場面もあります。

でも私は、そうした時間のすべてが大切だと思っています。
営業という枠を超えて、一緒に寄り添いながら、信頼を築いていけることが何よりのやりがいです。

これから家づくりを始める皆さまへ。
どうか肩の力を抜いて、気になることは何でも話してください。
「楽しく、安心して進められる家づくり」のお手伝いを、心を込めてさせていただきます。