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- 家づくりコラム
家の気密性能が分かる【C値】とは?
こんにちは、SHOEIの家です!
以前に、家の断熱性能を示す「UA値」についてブログでご紹介しました。
実は、家の性能を現す値は他にもあり、今回ご紹介する「C値」は、家の気密性能を示す値です。
C値は、「住宅にどれだけの隙間があるか」を示す値のこと。
住宅内にある「隙間の面積」を「延べ床面積」で割って求め、床の面積1 m2あたりにどれだけの隙間(cm2)があるかを数値化したものです。
●C値(cm2/m2)= 家全体の隙間の面積(cm2)÷ 延べ床面積(m2)
つまり、「数値が低ければ低いほど、気密性能が高い家」ということです。
しかし、家は一つ一つの材料を手作業で組み立てていくため、どこかに必ず隙間ができてしまいます。
大工さんの木材のカットの仕方でも、隙間ができてしまうことも…。
また、配管を施工する時は外壁に穴をあけるため、その隙間をできるだけなくすために外から防水テープを貼ったり、コーキング材で隙間を埋めたりします。
C値が低く気密性能の高い家は、家の隙間が少ないので外気の影響を受けにくくなり、エアコンで作り出した快適な室温の空気も外へ逃げにくくします。
そのような室内は、エアコンを高効率で稼働できるので、光熱費がグッと抑えられます。
さらに、法令で定められている「24時間換気」を計画的に行うことができるので、室内環境もキレイに保つことができます。
では、C値はどのくらいの数値が良いのでしょうか?
実は、省エネ基準が改定される前は、C値が「5.0 cm2/m2以下」という基準がありましたが、改定後の現在は明確な「C値の基準値」はなくなりました。
「C値5.0 cm2/m2」というのは、延べ床面積115 m2(約35 坪)の住宅であれば、575 cm2(家中の隙間面積の合計)の隙間があるということになります。
●C値5.0 cm2/m2 = 575 cm2 ÷ 115 m2
つまり、家全体に575 cm2の隙間があり、家の中の空気が抜けてしまったり、逆に隙間風として中に入ってきたりするのです。
ちなみに、575 cm2の面積を分かりやすく例えると、A4用紙より一回り小さい面積に相当します。
SHOEIの家が建築する家では、C値基準を「0.5 cm2/m2以下」としています。
計算すると、家全体の隙間面積は「57.5 cm2」。
これを例えると、わずか「はがき半分以下の面積」と同じ大きさに。
いかに隙間が少ない、気密性の高い家づくりをしているかがわかると思います。
家全体の隙間を測ることは難しいため、通常は気密測定を行うのですが、SHOEIの家では、全棟工事中にこの気密測定を行い、C値が「0.5 cm2/m2以下」であるかを確認します。
これだけの数値が出るということは、職人さんが丁寧に仕事をしているということです。
それだけ、SHOEIの家では、担当スタッフ全員でお客さまの家一棟一棟を大切に作り上げているのです。
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