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「パッシブハウス」で重要な設計のポイント

こんにちは、SHOEIの家です!

 

今注目されている「パッシブハウス」。

 

前回のブログでは、

設計によって自然エネルギーを上手に取り入れることで、

「健康で心地よい住空間」を創り出す

パッシブデザインの考え方についてご紹介しました。

 

https://sho-ei.net/news/detail.php?id=13642

 

では、具体的にどこが設計のポイントになるのでしょうか?

分かりやすく解説していきたいと思います。

◆パッシブハウスの2つの設計ポイント

 

パッシブハウスでは、

光や風など、自然エネルギーを効率良く取り入れ、

有効活用できるよう、

随所に設計の工夫が施されています。

 

特に注目すべきポイントは、2つ。

「屋根」と「窓」です。

 

 

◆設計ポイント1:屋根

日本の伝統的な家には、軒下空間や縁側が造られています。

これは、その昔エアコンがなかった時代に、

家でより快適に過ごすための知恵から生まれています。

 

軒(のき)の役目は「日射しをコントロール」すること。

 

夏は太陽高度が高いため、

軒がなければ、強い日射しがそのまま室内に入り込み、

室温はグングン上昇してしまいます。

 

逆に、冬は太陽高度が低いため

太陽光を上手く取り入れなければ室内は寒いまま。

 

そこで、日当たりの良い「南面の開口部」に軒を出すことで

夏は軒が直射日光を避け、

冬は太陽光が庇(ひさし)をくぐり抜けて、

最大限に太陽熱を取り込むことができるのです。

 

これを効果的に実現するには、

南面の窓の高さを10とした場合、

その1/3程度の長さの「屋根(庇)」をつける必要があります。

 

パッシブハウスにおいては、

計算されつくされた庇が

季節によって太陽光をコントロール。

 

「夏は日射を遮り、冬は日射を取り入れる」

住宅設計のキーポイントとなります。

 

 

◆ポイント2:窓ガラスの種類

電化製品などの機械設備に頼りすぎない

パッシブハウスの省エネルギー性を考えた時に、

断熱性能は欠かせません。

 

これまでにも、

「熱の出入りが最も大きい場所は「窓」であり、窓の断熱性を高めるとよい」

ということをお伝えしてきましたが、

パッシブデザインにおいても、どこにどんな窓ガラスを設置するかが

重要な要素になってきます。

【遮熱ガラス】

 

文字の通り「外からの熱を遮る」効果がある窓ガラス。

室内に侵入する放射熱を遮り、

西日などの強い日射しを緩和してくれます。

 

 

【断熱ガラス】

 

「熱を通しにくい」窓ガラス。

熱の出入りが少ないため、室温を一定に保ってくれる効果があります。

 

南側の窓に設置すれば、

冬は室内に放射熱を程よく取り入れ、部屋を暖かくしてくれます。

 

 

【トリプルガラス】

 

3枚のガラスを使い、ガラスとガラスの間に

空気、アルゴンガスまたはクリプトンガスを封入した窓ガラス。

 

断熱性能が非常に高いため、

室内から外へ逃げる熱が減り、冷暖房費用を抑えて電気代の節約になります。

 

温度差によって引き起こされる結露も起きにくく、

カビやダニなどが発生しにくい衛生的な環境を保つことができます。

 

 

パッシブハウスは、

季節によって日射しをコントロールし、

電気やガスを消費せずに

自然エネルギーでいかに心地よく暮らせるかを考えます。

 

これからの日本の家づくりにおいて、

きっと欠かせないキーワードになっていくはずです。

 

省エネで快適な暮らし、パッシブハウスのことを知りたいという方は、

いつでもお気軽にご相談ください!

 

 

 

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